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「河北新報のいちばん長い日」の裏話

11月のキーワードで注目は、やはり
一気に2位にランクインした「河北新報のいちばん長い日」でしょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 検索キーワードランキング ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   1位 ふらっと
   2位 河北新報のいちばん長い日
    杉山忠資さんが11月10日にアップした「読んでほしい 『河北新報の
   いちばん長い日』」が読まれたようです。
    http://flat.kahoku.co.jp/u/mingei/wgk1lIB5T7vFs4yMQbxe
    手前みそですが、弊社の3.11以降の記録です。被災者の1人でも
   あった記者らが何を見て何を感じたのか。ぜひご覧ください。
   3位 カンジャンケジャン
   4位 岡田サテライト
   5位 梅酒 つまみ
    寒くなってきました。こんなときはホット梅酒で体を温めてぐっすり、
   なんていい季節じゃないですか?!
   6位 裏県民性診断
   7位 みやぎ連携復興センター
   8位 河北新報 夕刊
   9位 津波復興支援センター
   10位 たなばたけ
    2011年10月8日にグランドオープンしたJA仙台の農産物直売所の
   名前です。情報ボランティア@仙台さんが書いていました。
    http://flat.kahoku.co.jp/u/volunteer16/qTKkevdQbztZj5162nfX
    その中に、野菜を使ったスイーツ工房があるそうです。食べてみたい。
                                    (11月・ふらっと編集室調べ)

  ※ふらっとのブログ「スタッフのつぶやき」でも、「検索キーワード
  ランキング」について書いています。ぜひご覧ください↓
              http://flat.kahoku.co.jp/u/flatblog01/

                     ◆   ◆   ◆

実は私は、この本に執筆の裏方として加わりました。
メーンの書き手は、当時の編集局編集委員。
事実を比較的短い文章で淡々と記すタイプで、新聞原稿としては第一級の書き手です。

しかし、出版元からは当初、この原稿が否定されます。
「文章が淡白過ぎる」「もっと情感たっぷりに!」

そんなタイプの原稿を、むしろ毛嫌いしてきた編集委員は困惑します。
30年近い年月で染み付いた新聞原稿のスタイルは、そうは変えられません。

困りに困った編集委員が思いついたのは、何と私の存在でした。
私は3年ほど前、この編集委員の下で1年間、記者として働きました。
原稿を日々、見てもらう立場にあったのです。

その時、いつも注意されたのが「もっと事実を淡々と書け」ということでした。
私はどちらかというと、文章をドラマ仕立てに書く傾向があり、形容詞による装飾や比ゆ的表現もてんこ盛り。
編集委員にはいつもそこを直されて「新聞原稿」にしてもらっていたのです。

しかし、今回は立場が逆転します。
編集委員の記したモノクロ原稿に色を加え、場合によっては効果音を入れ、
ドラマ仕立てにする役を任されたのです。

正直言って、当時の心境は複雑でした。
でも、同じ河北の仲間の大事な記録が、お蔵入りになるのは避けなければならない。
その一念で、先輩の原稿に「エイヤー!」と筆を入れました。

原稿の骨格は変わっていませんが、結果、「くさい表現」は隋所に増えました。お恥ずかしながら、それは私の仕事です。

私は、本の中に登場人物としては入っていません。
しかし、「いちばん長い日」に、こういう形で関われたことを、今では誇りに思っています。
(大泉大介@ふらっと)
カテゴリ
スタッフのつぶやき
日時
2011年12月02日17:00
コメント
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みんなからのコメント

なるほど〜。そんな裏話が!
仕事って、求められるポイントによって、いろんなことが
起こるものですね。

投稿者
イトウちゃん。
日時
2011年12月30日09:07
やませみさん、コメントありがとうございます。
われわれにとっては、依然現在進行形の
「いちばん長い日」ですので、
裏話を開陳するのは、ちょっと気がひけたのですが、
せっかく2位にランクインの話題でしたのでご紹介しまし
た。

新聞の原稿は、いろんな情報の中から
贅肉的な要素をそぎ落とし、
短い文章でも、事実が正確に伝わるように磨かれています


一方、出版物は読者に現場の空気感を伝えることが大切な
のでしょう。
より情景をイメージしやすい表現が求められました。

どっちが、良い、悪い、ではありません。
あの本は、執筆陣のそうしたギャップを越える工夫があっ

誕生したということをお知らせしたかったまでです。

人は人生のさまざまな局面で、文章で何かを表現し、伝え
ることが求められますね。
新聞の原稿、本の文章に数多く触れることで、より良い文
章表現ができるヒントを得ていただければ、モノを書く仕事
の末席に身を置くものとしては、幸いです。
(大泉@ふらっと)

投稿者
ふらっとスタッフ
日時
2011年12月05日11:10
> 大泉さん

新聞の書き手のプロでも、具体的な情景をボリューム感た
っぶりに「書く」というのは長年、仕事をしてきたベテラン
には書けないことってあるんですね。

私事ですが中学時代「感想文」とか「弁論大会の原稿」と
か書けませんでした。そのことが災いし、凸版むーあオペレ
ーションズという会社で仕事を始めた時ハードとソフトのト
ラブルの「コンピューターの事故報告書」を書くことを任さ
れたとき、上司に何度も突っ返されました。作業日誌もそう
でした。
いつ・どこで・だれが・どのようにして・・・情景を、読
み手に伝わるように書くという作業は、何度も書くというこ
とで身につくものでしたね。
官庁関係が職場だったときには、一緒に仕事をしていた職
員さんが、やはり大泉さんのような方でしたから、室長に報
告書をだした時に、指摘されていましたね。

投稿者
やませ み
日時
2011年12月04日16:07
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